日米安保と沖縄問題
これはとても難しい問題で、戦後70年弱たち、ソ連が解体して冷戦が終わったと思ったら、今度は中国が台頭してきて、脅威となってきたことから、そう簡単に日米安保条約を止めるわけにはいきません。私としては占領が終了し、旧日本軍も武装解除できたのだから、米国民としては、余計なお金のかかる駐留軍の軍人をできるだけ早く引き上げて、
もっと別の有用な方面に使いたいというのが本音ではないかと思います。
ひるがえってみると、米軍は誰のために日本に駐留しているのでしょうか?
1.日本とその周辺同盟国のためでしょうか?
2.それは日本とその周辺国が第3者から攻撃され、占領されたら米国にとって不利益と
なるからでしょう。ということは米国のために駐留しているということになりますね。
「情けは人の為ならず」駐留しているのは、人の為でなく、自分のためであるでしょう。
日本の為に駐留しているのだから、基地とかその運営経費を負担せよというのは、
彼らの理論ですが、日本としては戦争に負けたのだから、占領中と戦後しばらくは、
やむを得ないとしても、これから先何十年もこのままでいいわけではないでしょうね。
いつかは駐留軍のいない国にならなければいけないでしょうね。或いはNATO軍のように、日米カナダ豪州などの連合軍の形の方が望ましいかと思っています。
今からそれを考えなければいけないと思います。
3.我が住まいの神奈川にもまだ沢山の米軍基地とか兵站・住居があります。
本牧に住んでいた時は、隣に米軍の住宅があり、PXにも沢山の米兵が来ていました。
私も米国大使館員からそこで買った免税タバコを貰ってサンキュウと言っていましたが。
本牧からは撤退したが、沖縄についで多くの基地があり、多くの神奈川県民は一刻も
早く、神奈川から撤退して欲しいと思っています。
誰かが言ってましたように、横須賀に空母一隻残すだけで、あとは全て撤退して欲しい、
というのが本音です。
4.米軍の大半が居なくなったら、日本は軍備を強化しなければなりません。これは独立
国として、同じ敗戦国だったドイツやイタリアが持っているように、或いは危険な隣国
がある限り、自前で抑止力を持たねばなりません。これまではそれを持つことを米国が
怖れていたし、許してこなかったということだと思います。
5.原発は細川・小泉組が都知事選を絶好の機会として、誰もブレーキ役の居なくなった
かつて愛弟子だった首相への挑戦状を突きつけるものでしょうね。
米軍基地はすぐ無くせといっても国際情勢から無謀なことはわかりますが、原発は今、
一機も稼働していなくても、ドイツの様にフランスの原電から輸入しなくても、何とか
やっていけてる、もちろん高価な輸入燃料で体力消耗は大変ですが、もし再度の津波で
どこかの原発が福島と同じ状況になったら(ならないという保証はどこにもない)それこそ、もうどうしようもないことになるから、その前に止めておくのが良いと思います。
2014/01/15記
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