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日夜浮かぶの翻訳雑感

魯迅の翻訳と訳者の雑感 大連、京都の随想など

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声を出し続ければ、世の中は変わる

 今回の衆議院解散劇やそれに続く小池新党の起ち上げに関して、9月30日付朝日新聞に、芥川賞作家で日大教授の楊逸さんのコメントが載せられていた。(『声を上げ続けて 世界は変わる』)。その感想の後段で彼女が述べていたフレーズが、中国で民主化を訴え続けて先頃中国でなくなった劉暁波を思い起こさせた。以下、その記事の一部を引用する。


 ……中国が政府に異議を唱えると身に危険が及ぶ国になってしまったのは、国民の責任です。日本は民主的で国民が「NO」といえる。どんどん意見を言って議論すればいいと思う。私は5年ほど前に日本国籍を取得しました。日本も中国も声を出し続ければ世の中は変わると信じています。


 国が政府へ異議を唱えると身に危険が及ぶ国になるのは国民の責任だという彼女の言葉の裏には、日本もそうなってしまうことのないようにネ、という彼女の思いがにじんでいるように思う。


 小池新党設立と民進党議員の受入に関して、「全員を受け入れることはさらさらありません」「排除いたします」、「閣僚経験者はおことわり」という小池氏の発言からは、権力を握った暁には、安倍首相以上に自分の考え方を中心に押し出して、異なる意見をもつ人々を排除しようとする気配を感じる。同志の若狭氏に対してすらテレビでの発言を控えるよう申しつけたとも言われている。彼女は、国民が異を唱えるのを許さぬ政治家になる恐れが多分にある。


 都政で何の成果も出さず、ちゃぶ台をひっくり返して、都知事のまま国政に顔を出し、一体なにをしたいのか、どう日本を変えたいのだろうか、目的は何なんだろうか、誠に理解しがたいものを感じるのは私だけだろうか? これでは世の中変えられぬ。


 尚、これはあくまで私の意見であり、楊逸さんの意見ではない。


2017.10.03作成
2017.10.14投稿

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