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日夜浮かぶの翻訳雑感

魯迅の翻訳と訳者の雑感 大連、京都の随想など

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  「青年必読書」

 「京報副刊」のアンケートに答えて。(アンケート用紙は罫線の一枚もの)
1.青年必読書:これまで気にかけてこなかったので、今答えられない。
2.附註:しかしこの機に自分の経験を述べて若干の読者の参考に供したい。
私は中国の本を読むと、いつも静かに沈んで行くような気持ちになり、実人生から遊離するような気がする。外国の本を読むと、但しインドは除く、常に人生と向きあって、何かをやろうと言う気になる。
中国の本にも、世の中に向かうように勧めているものもあるが、多くは硬直した屍の楽観論である。外国の本はたとえ退廃と厭世なものでも、生きている人間の退廃と厭世である。
私は、中国の本は少ししか、或いは全く読まないで、外国の本を多く読むのが良いと思う。
中国の本は、少ししか読まなくても、その結果は作文がうまく書けないに過ぎない。しかし現在の青年に最も大切なのは“行”であって“言”ではない。生きて活動するなら、作文ができなくてもたいしたことはない。
 一九二五年二月十日    2010.7.28.訳
 

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