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日夜浮かぶの翻訳雑感

魯迅の翻訳と訳者の雑感 大連、京都の随想など

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チビのロケットマン(little rocketman)とチャイナマン(Chinaman)

 かたや「チビのロケットマン」、かたや「おいぼれ(dotard)」と互いに罵りあうトランプと金正恩。ロシアのラブロフ外相をして、「幼稚園の子供のけんか」と揶揄された二人の言葉合戦は、私のみならず、世界中がうんざりだ。もうこの辺で終わりにしてほしいものだ。


 ところで、このロケットマンのマンには、単に男とか野郎という意味のみならず、相当見下した軽蔑的な意味があるように感じる。


 かなり以前、鉄鉱石関係の仕事に従事していた頃、オーストラリアの鉄鉱山の会社である光景を目撃した。その会社には優秀な中国人が働いていた。彼の仕事のやり方が気にくわなかったのか、ある時、アメリカ人が彼に向かって、“Hey, Chinaman!”と呼んだ。そう呼ばれた中国人は、オーストラリアでの生活も長く、その意味を知っていたのだろう。アメリカ人が去ったあと、かなり激しく罵っていた。


 われわれビートルズのファンなら、“Please, Mister Postman”の中で、遠くにいる彼女からのラブレターが自分に来ていないか探してほしい、とたのむ郵便屋さん、Postman には何の違和感も感じないだろう。だが、Chinaman とアメリカ人に見下された中国人は、相当頭にきていたようだから、スイスへの留学経験のある金正恩も、「チビの」という形容詞つきで、Rocketman と見下され、かなり頭に血が上っていたに違いない。


 再度言う。口げんかはこれくらいで終わりにしてほしい。本当のロケットが落ちてくるのは、クワバラクワバラ!


2017.09.21作成
2017.10.02投稿

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