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日夜浮かぶの翻訳雑感

魯迅の翻訳と訳者の雑感 大連、京都の随想など

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古よりこれあり。

古よりこれあり。
 魯迅の雑文を読んでいて、丁度「フランス人の幕末維新」(有隣新書)M.ド・モージュ他、の34ページに
面白い文章があったので下記する。
(それまで日本と中国の類似点を挙げた後)日本人は陽気な質で、頭が良く、ものを覚えることを渇望するのに、
中国人は己の国に固有でないものをすべて軽蔑する。(以下略)
 中国にはすべてのものが古よりこれあり、でそうでないものは良くないと軽蔑する。良いものなら古からこれあり、
だったはず、というのが中国人に信奉されてきたのだ。だから太陽暦が紹介されても、いまだに旧暦を大事にする。
三権分立が紹介されても、今も司法は政府の管下にあり、決してフランス式の制度が良いと考えていない。
革命で王政を廃止して共和制にしたことは珍しいことであったが、今は一党独裁という形で、反対党の台頭を許さない。
台湾のようになるのはどれくらい先だろうか?
   2015年12月31日

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