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日夜浮かぶの翻訳雑感

魯迅の翻訳と訳者の雑感 大連、京都の随想など

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温首相は共産党を改革できるか

9月14日の大連ダボス会議で、温首相は過去10年の中国の経済的国力の発展を自信をもって
発表した。5-7位くらいであったいろいろな指標が、10年で飛躍的に伸びて2位とか1位に近くなった。
そんな急激な発展の陰で、国内問題は深刻さを増しており、それは権力が共産党一党に集中していること
から来ているとの認識をしめした。今年の初めにも同様のことを述べており、これは彼と彼を支える国務院の
持論であろう。
国務院を日本の行政をする内閣にたとえるなら、ねじれ国会の参院にたとえられるのは何だろうか?
それが共産党だというのは 乱暴過ぎよう。なぜなら共産党で選出したのが温首相以下の国務院だからだ。
しからば、彼が権力集中を改革せねばならぬ、という対象は誰か?
それは他でもない、解放軍をバックにした勢力に違いない。
解放軍と言う名前は中国人を外国と国内の圧政から解放するために作られた、共産党のための軍隊で、
いまだにその名を変えていないのは、これはあくまでそれを基盤としてきた一大勢力が、手放さないからだ。
首相の手には解放軍の指揮権は無い。指揮権は軍事委員会が離さないのだ。トウ小平はそれをしっかり
握っていた。朱、温両首相はたいへん優れた首相だと尊敬しているが、彼らが推進してきた改革にブレーキを
かける勢力が隠然としてあるのだ。それは既得権益という甘い汁を絶対手放したくないグループである。
朱、温両首相が中国では珍しい「清官」であるといわれているが、「清官」の周囲で伝統中国の「官」の位に
就くことで、巨額の賄賂をむさぼっている連中が、次から次へと生まれているのだ。
7月の鉄道事故の際、すぐに来れなかったのは病気で伏せっていたからと説明したが、真相はどうか。
地震や洪水に対してはすぐさま見舞いに駆けつける彼が、遅れたのは病気だけではないだろう。

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